チュートリアル 2
(Room: 313/314)
Software Development Methods for Embedded Systems
(組込型システムのためのソフトウェア開発技法)
オーガナイザー:
今井 正治教授(大阪大学)
吉田 紀彦教授(長崎大学)
組込型システムのソフトウェアは、コンパクトで電力消費が少なく、かつ信頼性が極めて高いことなど、メインフレームやワークステーションのソフトウェアとは異なった側面が求められる。本チュートリアルでは、このような要求に応える組込型システムのためのソフトウェア開発手法について解説する。 まず、組込型システムのハード・ソフト開発手法全般のサーベイを行った後、ソフトウェアエンジニアリングの観点から、組込みソフトウェアの開発プロセスについて解説する。ついで、リアルタイムオペレーティングシステムの最近の動向を述べ、いくつかの事例を紹介する。さらに、コンパクトでエネルギー低消費型のコード生成を実現する種々のコンパイル技法を示す。本チュートリアルはシステムソフトの開発者、ハード・ソフトコデザイナー等を対象に実践的なソフトウェア技術を講義するもので、組込型システムに係わる技術者・研究者に好適である。