大学LSI設計コンテスト委員会委員長からのメッセージ

大学LSI設計コンテストは、ASP-DAC会議の中でもユニークなプログラムとして認識されています。このコンテストは、革新的かつ最先端の設計事例を会議の場で発表し、議論する場を設けることで、大学やその他の教育機関におけるLSI設計関連の教育と研究、そしてチップの実現を奨励することを目的としています。アプリケーション分野及び回路のタイプは、(1) アナログ・ミックスシグナル回路、(2)デジタル・シグナル・プロセシング、 (3) マイクロプロセッサ、そして (4) インプリメンテーションに使用される (a) フルカスタム及びセルベースLSI、(b) ゲートアレイ、そして (c) FPGAやPLDを含むフィールド・プログラマブル・デバイスを含むカスタムの特定用途向け回路、メソッド、あるいはテクノロジ等が含まれます。

第11回ASP-DACでは、7カ国・地域から選考された19件の設計事例の概要がセッション1Dにおいて紹介され、その後、軽食と共にポスターの前で発表者との生の議論が繰り広げられます。応募された設計事例は、設計及び実装の信頼性、実装の品質、設計の性能、革新性、そして追加の特殊機能等の基準に基づき、大学LS設計コンテストの委員会によって審査されたものです。選考過程では、信頼性、品質、及び性能に重点が置かれました。その結果勝ち残ったものが今回の19件の設計事例です。当日は、最優秀設計事例1件、優秀設計事例2件に対する表彰が行われます。コンテスト委員会を代表し、皆様の設計コンテストへのご協力に深くお礼を申し上げますと共に、学術機関でのLSI設計の研究及び教育がさらに促進され、向上することを願ってやみません。また、学界のみならず業界からもより多くの人々にこのコンテストにご参加いただき、刺激的な議論を楽しんでいただけますよう、希望しております。

日時及び開催場所:

  • 口頭発表: 2006年1月25日(水)10:15-12:20、Room 416+417
  • ポスター発表: 2006年1月25日(水)12:20-13:30、 Room 418 (軽食のご用意があります。)

Co-Chair
Kazutoshi Kobayashi
Kyoto University

Co-Chair
Takahiko Arakawa
RENESAS Technology Corp.

Last Updated on: 12, 9, 2005