ようこそ ASP-DAC 2013 へ

組織委員会を代表し、LSI設計および設計自動化技術のエンジニアの皆様を第18回アジア南太平洋設計自動化会議 (Asia and South Pacific Design Automation Conference, ASP-DAC 2013) へご招待いたします。ASP-DAC 2013 は2013年1月22日(火)〜1月25日(金)にパシフィコ横浜で開催されます。会場のパシフィコ横浜は、東京や海外からアクセスしやすく、海に面して景色がよく、近くに観光スポットも数多くあります。

ASP-DAC は電子設計自動化 (Electronic Design Automation, EDA) 分野における優れた国際会議で、Design Automation Conference (DAC), Design, Automation & Test in Europe (DATE) および International Conference on Computer Aided Design (ICCAD)などとともに本分野の世界における4大国際会議の一つです。ASP-DAC は 1995 年のスタート以来、LSI設計・設計自動化技術のエンジニアの交流の場として機能してきました。

ASP-DAC 2013 には、29ヶ国から 311 件の論文投稿があり、プログラム委員会(Technical Program Committee) の委員による厳正な査読を通し、9月に北京で開催された TPC 委員会により 97 件の一般投稿論文が選ばれ、25 セッションが構成されました。また、最新のテーマに焦点を当てた招待講演からなる6つの特別セッションもあります。

今後の技術動向を示すキーノートは毎朝1件ずつの3件あります。23日には、IEEE CEDA (Council on EDA) のPresident Elect. であるIBM オースチン研究所のSani Nassif 博士に EDA技術の他分野への応用についてご講演いただきます。24日には、サムスン電子の設計技術担当副社長であるKee Sup Kim 博士に今後の技術動向についてのご講演があります。25日は、トヨタの技監でかつ ITS Japan のチェアマンの渡邉浩之博士より持続可能な可動性のための乗り物と社会インフラについてお話しいただきます。

ASP-DAC では、企業での設計現場の声を聴くことができる場として、Designers' Forum を24日と25日の午後に企画しています。今年は、ヘテロなデバイスと多次元集積、組込みGPUの将来動向(パネル)、組込みシステムのための光技術、調和のとれたHW-SW協調設計と協調検証(パネル)の4つのセッションが予定されています。また、大学でのLSI設計の成果を示す場として、University Design Contest が23日の午前に開催の予定です。

22日には、新形態となった5つのチュートリアルがあります。各チュートリアルは2時間で2回開講されますので、5つの内3つを聞くことができます。また、料金も安めに設定しています。テーマは、embedded multiprocessor, pulse based design, dependable embedded processor, non-volatile memory, RF CMOS and MEMS の5つです。

ASP-DAC 2013にご参加いただき、最新技術に関する発表や討議、ならびに参加者との交流をお楽しみ下さい。

木村 晋二
General Chair of ASP-DAC 2013
Last Updated on: November 30, 2012